大きな壁

いつの頃からか、友人以外の人間と話しをする際は、あぁ、とかへぇとか曖昧な返事をすることが多くなった。以前は、好き勝手喋りまくり、相手がドン引きしているさまを見て楽しんでいたが、その分、真面目そうな人になんの危害も加えてないのに敵意を持たれ…

線路沿いの家

夜に何もせずぼーっもしていたら、がたんがたんという音が聞こえ、何の音か不審に思ったが、直ぐに電車の通る音だと気づいた。俺の住むアパートは線路沿いにあり、電車などはしょっちゅう通っているはずだが、よっぽど気の抜けている時にしか、その音は意識…

12月

スーパーなどありとあらゆる商業施設でワムのラストクリスマスや、聞き覚えはあるが曲名の全く分からないクリスマスソングが延々と流れ続ける季節になった。街角にはリースやツリーが突如として現れ、百均にすらもクリスマスグッズが溢れている。 もう、こん…

1日が長い

労働するのが本当に嫌だ。若い頃は貧乏でもなるべく労働したくないために、バイトのシフトを極限まで減らし、文字通りその日暮しをしていたが、年をとり、自分の可能性のようなものが狭まっていくのを感じ、嫌々ながらそれを受け入れた。 朝、始業してしばら…

仏花

両岸を護岸で囲み、さらにその上に遊歩道を整備した、都会にありがちな運河の水面に黄色い花が散っていた。深緑の水面に鮮やかな緑色の茎が朧げな輪郭と、その先についた花と、それが少し散っている様子は美しかったが、どこか異様でもあった。あの花を投げ…

仏花

両岸を護岸で囲み、さらにその上に遊歩道を整備した、都会にありがちな運河の水面に黄色い花が散っていた。深緑の水面に鮮やかな緑色の茎が朧げな輪郭と、その先についた花と、それが少し散っている様子は美しかったが、どこか異様でもあった。あの花を投げ…

久しぶりに思いっきり人の悪口を聞いた。その対象となっていたのは、昔仲の良かった友達だった。 段々と話が合わなくなり、イライラすることが増え、今では絶縁状態となってしまったその友人だが、あからさまに貶されていると、庇うほどではないにしろ少しも…

眠りたくない夜

特にすることもないのに夜更かしがしたくなって、カフェインが大量に含まれているのがうりの缶コーヒーを飲んだ。 まだまだ暖かいと思っていたけれど、今は11月で、部屋が段々と冷え込んでくる。 外からは、車の音と、時折酔っ払っているのか、若者の騒ぎ声…

イキる

イキった奴が世の中に溢れていて本当に辛い。男は俺の方が悪い過去がある、俺の方が面白い話が出来るとアピールしがちだし、女はとにかく意見を言いたがる気がする。こういう男女論もいつの間にか時代に合わなくなってしまったし、なんなら逆もしかりだしハ…

欠けた貝殻たち

久しぶりに駄文を書きなぐりたくなって、ブログを開き過去に自分が書いた記事を見て爆笑してしまった。俺は絶対こんな奴と友達になりたくないなって感じで。まぁ、ブログなんて糞みたいな気分の時にしか書いてないから、当然内容もしみったれた糞まみれなも…

うんこを踏まないように頑張ってる

労働というものには本当に嫌気がさす。クソみたいなことをベラベラ話しながらやれるならまだなんとかなるけど、そんな仕事どこにあるんだ?そもそもクソの波長(波長がクソでもなんでもいい)が合う奴らと一緒に働きたいのか?頭の中は完全に腐り切って、湿…

毎夜毎夜がとてつもなく長い

子供の頃から寝つきが尋常ではないくらいに悪く、子供の頃は学校の始まる時間が異常に早いから最悪だったし焦ることもよくあったけど、大人になってからはもう基本的に寝ることを放棄してだらだら過ごすことが多い。だから仕事を探すときにはとにかく始業時…

さようなら、やる気。最初からいなかった。

相変わらずクソ暑い毎日だけど段々と日が落ちるのが早くなってきた。夜に自転車で土手を通って帰宅していると無灯火の狂った男子高校生の集団が右側通行で毎日のように突っ込んできて死にそうになる。スマホシャカシャカ鳴らして音楽流してないでライト点け…

完全に限界な感じ

折り合いをつけて何かに対して納得したり、仕方ないと諦めて妥協をしたりすることが昔から苦手だった。だから子供の頃は不満だらけで、何かはっきりとした理由がある時もそうでない時も腹を立てていたような気がする。そんな記憶も大人になってから作られた…

海があり山があり金欠で怠惰な日々

仕事を辞めますと宣言して、見事当日付けで辞めることが許された時の清々しさは独特でクセになる。だが、意気揚揚と帰路について五分もすると財布の中身が悲しいくらいにしみったれていることや、当たり前だが貯金なんてものは一切ないことを思い出して顔の…

クソの腸詰爆弾

最近になって気づいたことがある。それは、用もないのにいきなり話しかけてくる全く知らん人間は大体面倒で、一言二言話した時点で仲良くなれそうにないなと感じることだ。そういう奴らは大体気さくなオーラをみにまとっていてタメ口で、その会話のとっかか…

平和な日

気の許せる相手と電車で出かけて、田舎の駅で降りてショボくれた爺と、食い意地の張った野良猫しかいない港でありとあらゆる連絡をシカトしてそんなに話をするでもなく夜になったら街へ出て、安い定食を食べて家に帰り、少しくだらない話をして片割れが寝た…

気づいたら朝になってしまう

生まれついて生活習慣を乱す才能に恵まれ過ぎたために、生活や心身のちょっとした乱れによって直ぐに睡眠や食事が乱れていく。寝付けない夜に現れる蚊と自分しかこの世に存在しないのではないかと錯覚しそうになる、田舎特有の夜が、突き放すでも寄り添うで…

どこに行ってもうんざりしている

昔書いた記事を読み返してみたんだけど、あんまりにもクソ過ぎて笑いすら漏れなかった。今年から新しい環境に身を置いているのだが、全く自分に合っていなくてうんざりしている。これまでは、クソだクソだと思ってもなんとかやっていける程度のクソさ加減だ…

啓蒙的な人間は嫌い

意識の高い人間に、啓蒙的でありがたい話を得々と聞かされた後で、聞いてもないのに「君の性格のこういうところが駄目」というような、とっても含蓄のある人格攻撃をかまされてうんざりした気分が続いてる。さっき人格攻撃は駄目って言ってたのによくやるよ…

はっきりしているのは台所が汚れていることだけ

何もかも思い込みなんじゃないかと思う。俺を思い悩ませるあれもそれも楽しかったこともないもかも全部。実際には少しのやり取りと、ねじ曲がってゆく認知と俺の性格とがあるだけで、ただ出来事があって、それだけなんじゃないかと思う。まぁ当たり前だとい…

冬になると鬱になる

毎年、冬になるとつまらないことを気にかけたり、つまらないことで苛々してしまったりして最低な気分になる。そうしてそんな自分に対しても腹が立ってしまう。なので、上記のような現象が起こって腹が立つのか、腹が立っているからつまらないことを気にかけ…

風呂入って寝るだけ

なんだか頭の中がとっちらかってる気がして、ノートに適当な言葉を書きなぐったのだが支離滅裂過ぎて笑えた。俺の頭には秩序というものが欠けていることがよくわかった。 ホームレスを見る時の俺の目、好きな人間を見る時の俺の目、朝死にそうな顔で歩いて…

シンクのゴミ受けにいる微生物のような

近頃、本当に!みんなして器用に生きている事にびっくりさせられる。 どうしようもなくとろくて、見るからに駄目そうな奴だって、俺よりは何千倍も強かに生きてるなんてゲンナリだよ。 嫌いだ嫌いだって言ってる奴と、そんな事をしなくちゃいけない義務なん…

話せば話すだけ孤独になる糞餓鬼のまま、歳をとってしまった。

人と話すと疲れてしまう。たとえそれが、親しい友達との会話であってもそうだし、そうでない相手と話した後だともっと酷い。 俺が、腹の底から糞のこびりついた言葉を吐くのをためらい、咽頭のあたりで糞をこすり落として話すと嘗められるか伝わらないかでバ…

賢い奴はとっくに死んでる

ブドウ糖の不足した、または供給過多な頭を抱えて、明日のことや美容室の予約のことだとか、色々な事に頭を巡らせようとするけれど、どうにも上手くゆかない。 鶴瓶の側頭部の髪の毛のように、強く勇ましく生きていきたい。いや、むしろ透明になりたい。 目…

俺の脳みそは無毛症の様にツルツル

悲劇的と言っていいくらいの思考能力と意欲の低下、髭を剃るのもかったるく馬鹿馬鹿しい。そもそも、大昔の人達は髭を剃っていたのか?いつも、どこかの大馬鹿野郎が余計な物を発明するせいで俺たちの生活にどんどん余計な動作が増えていってしまう。 先ず…

本人の器量に不釣り合いな服を着た女たち

深夜、眠る気にもなれずにテレビを点けっぱなしにしてiphoneを同期してみたりとりとめのないことを考えたりしていたら女の子達の媚びるような歌声が耳に飛び込んできて、そのままなんとなく売れないアイドルとか歌手だとかバンドだとかのpvを観ている、俺は…

猿のしりのカスみたいな人生

気晴らしをし続けて無意味な事を話し続けないと息が詰まるような生活。謎の苛立ちから逃れるために糖分を摂取するような生活。糞を糞たらしめてるのは自分自身であるだとして、俺は心のある糞なんだ。辛くて息もできない、しんどい。 このままだと、病気に…

床用ワックスで無駄毛を整えろ

今日はなんだか電気をつけっぱなしで眠りたい気分だった。俺が眠ろうと決意した時、既に時計は一時を回っていて、これはマズイと思って目覚ましをかけたところまでは快調だった。 俺は眠くなかった。だから、本を読んだ。そうして一時間だか二時間だか経っ…