冬になると鬱になる

 毎年、冬になるとつまらないことを気にかけたり、つまらないことで苛々してしまったりして最低な気分になる。そうしてそんな自分に対しても腹が立ってしまう。なので、上記のような現象が起こって腹が立つのか、腹が立っているからつまらないことを気にかけたりしてしまうのか、最早わからない。そしてそういった状況に対しても苛々し始めるので救いがない。あ、あと自己嫌悪のレベルもやばい。何に対しても自棄になってきてある課題で初めて再提出を食らった。本当くそ。

 自分自身の心の状況について考えるのは現実の世界に生きていないカスのすることだ。だからこんな状態を長引かせてはいけない。そう思って、今の自分からなるべく遠い遠い、笑えて頭をからっぽにできる物を観賞しようと思ってとある海外ドラマを観たのだけど、最低だった。夏ごろにはもう少し楽しく観られたはずなのだけど。今の自分にとっては、妙にこじゃれた生活をしている仲良しな男女のグループが恋愛や出産に翻弄されつつもつらいことがあったら気の利いたジョークで乗り切って云々なんてものはそれこそ現実の世界とは全く無関係なもので、長い年月をかけて嫌味のスキルだけを高めていったお局様が自由が丘でひねった赤ワインとオリーブオイルとオリーブで構成されたピアノジャズ風のうんこよりも醜悪で嘘っぽいもののように思えて却って憂鬱になってしまった。

 日照時間が伸びることを祈って。