夏の終わり。

 今日はなんだか肌寒い一日だった。今年の夏は不思議だ、蝉の鳴き声もあまり聞かなかったし、朝が涼しくとも昼は暑かったりなんていうのは序の口で、猛暑の次の日は秋のような日、そして、何事もなかったかのように夏に戻る。このえげつない気候のせいか、私の周りでは例年に比べて風邪をひく人が多いように思える。そして、私はなんだかぼぅっとしていた。もう、八月が、終わってしまう。

 

 今年の梅雨は印象が薄く、いつから夏になったのか、春はいつ終わったのかもはっきりとせず、いつもなら、ホニャララさんと久しぶりにあったのが夏のホニャララで~なんて季節と思いでを結び付けられるのだけど今年はそれが容易ではないような感じがする。季節の縦糸と記憶の横糸が結びつかず、それぞれで勝手に混線して宙ぶらりんになっているような、不気味な感じだ。気持ち悪い。

 

 夏らしいこともしなかった、浴衣を出して花火大会に行こうとしたら台風が来て中止になったし、海には行かなかったし、生まれて初めて夏フェスに行ったけど、夏っぽさは暑さだけだった。自転車でお出かけもしなかった、もしかしたらこれが一番大きいのかもしれない。去年までは一緒に住んでいる人がいて少しでも時間が出来ると一緒にでかけたものだった、その道中に海を通ったり、大きな公園に行ったりすることで、季節を感じていた気がする。喧嘩も多かったし、典型的な駄目な男女だったし、だから別れたのだけど、当たり前だと思っていたものを失うのがこんなに恐ろしい事だったなんて。別れる時に右のような気持ちになることなんてわかりきっていた事なのだけど。道連れがいないのって辛いね。

 彼女と出会ったのは夏の終わりで、彼女と付き合うようになったのは、まだ夏の面影の濃い秋の初めだった。このまま夏がおわってしまうのが、怖い。

 

 

 

 

 <読んだ本の一部>

 

方法序説 (岩波文庫)

方法序説 (岩波文庫)

 

  デカルトさんの書いたなんだか説教くさい本、<変えられるのは自分の思想だけ>みたいなこと書いてある章がよかった。うろおぼえ。

 

日本文学盛衰史 (講談社文庫)

日本文学盛衰史 (講談社文庫)

 

  有名無名の明治時代の小説家たちのお話、石川啄木ブルセラショップで働いたり、花袋がAV監督をやったりする。島崎藤村がカラオケに行って宇多田ヒカルを歌いたがる処が一番うけた。所々切ない。

 

 

1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)

1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)

 

  今更読みました。

 

<聴いてた音楽のry>

 

Timelords

Timelords

 

 すずしげに、特にプラチナムがかっこいい。

 

 

Neue Musik

Neue Musik

 

  ユーミンのベストはこれが最強だと思う、バレンタインズレディオもカンナ8号線も入ってるし。オリジナルアルバム集めたい。

 

First & Last & Always

First & Last & Always

 

 夏はゴス!

 

 

 

 

 

 

 

 

夏ファックばーべきゅーファック花火ファック