けんこうなたましい

 この前、久しぶりに会う友人と一緒に、人生で初めて某アイリッシュパブに行ってきた。かわいい女の子を連れた地味な男の子(幸運にも同じ環境にいて幸運にもいい感じになったに違いない、友人談)やら女子会!って感じの怖そうな女の子の集団、地味な男の集まり(なぜか店員のお姉さんに絡む、同じ穴の貉か)とかいろんな人がいたんだけど、一人気になる人がいて、その人は私たちの向かい側で一人で飲んでいた、歳は三十半ばから四十代くらいだったろうか、時折ポップコーンを運んでくる店員さんに微笑んだり、なんだかとっても穏やかで素敵だなと思った。

 

 他日、喫茶店のカウンター席で私の隣に座ったおじいさんは囲碁の本をみながら、持参した布製の囲碁盤?に黙々と碁を打っていた。なんだか、とっても話しかけたい気分になったのだけど、なんとなく話しかけなかった、とても後悔してる。

  

 二人とも、静かに自分と向き合っていて素敵だった。そういえば、ブコウスキーのエッセイ集みたいなのに、そんな老人が沢山いる店を訪れた話があったような。

 

ブコウスキーの酔いどれ紀行

ブコウスキーの酔いどれ紀行

 

 

 そう、友達と色んな話をした、知り合って何年も経つのに遊んだ回数は片手で数える程なのに関係が切れてないのが不思議だし、ちゃんと話したのって今回が初めてな気がする。みんな結婚してゆくのだな。そしてみんな結構セックスしてるのね。凄い楽しかった、やっと仲良くなれた気がする。

 

 

 一人の時間の過ごし方、素敵な時間のつぶし方、美しい歳のとりかた。友達との素敵な時間とお喋り。

 

 

 

 メモ、文庫版買おう

 

ブコウスキーの酔いどれ紀行 (河出文庫)

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