審判の日が来たら

真っ先に裁かれるのであろうなと思いながら、私は398円のオナホールの中で射精した。

私の人生における、類型的な失敗。
問題のある女の子と付き合ったり、節目節目で家族と喧嘩したり、それはその時々で形を変えて私に訪れ、そして終わったあとに気づくのだ。以前にもこんなことがあったと。

もしや、これが地獄なのではないかと疑ってみるが実際のところはどうなのだろう。型にはまった失敗をしない人が世の中にいるのだろうか、みなも私と同じような境遇にあるのではないか。もっとも、私は私の人生しか体験していないので、確かめる術はないのだけど。

あのコンビニの裏を通るたびに酒盛りをしている浮浪者風のおじさん。あなたは元気ですか?調子に乗ってる大学生、あなたは元気ですか?みんなお元気?

暗い部屋が私を嘲笑う。