雨が続く

自らの能力の無さに基づいて立案された、破滅的な人生計画を携えて、私は歩く。

ボールペンと修正液は手放せない。いつ、後悔して気が変わるかわからないから。

夜の暗闇に紛れて、そっと姿を消してみたい。死にたくはない、一瞬でいい。

光沢のない、まったくの黒い空!

雲は色のトーンが違うだけの、ただの塗り残しのよう。

まったくの。