平和な日

気の許せる相手と電車で出かけて、田舎の駅で降りて

ショボくれた爺と、食い意地の張った野良猫しかいない港で

ありとあらゆる連絡をシカトして

そんなに話をするでもなく


夜になったら街へ出て、安い定食を食べて

家に帰り、少しくだらない話をして

片割れが寝たら、なんとなく眠りたくなくてコーヒーを淹れ

ソファに横になり微睡む

今日みたいな日は、奇跡的に素直になれる

こんな日を永遠に繰り返していけたらと思う